日本にキャッシュレス時代は来るか?
【決済革命 消える現金】キャッシュレス先進国 中国のモバイル決済額は3300兆円 露店もモバイル…筒抜けになる個人情報 https://t.co/ff8jCYo0IS
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年8月22日
現金かスマホ決済か?
今後日本が生き延びられるかどうかは少子高齢化による労働人口減少、
テクノロジーによる社会改変等、様々な荒波に洗われる中、どういうスキームを作るかは大変重要だ。
そんな中中国ではハイテクによる個人認証が進んでおり、それらの社会的活用が急速に進み始めている。
日本はまだ現金決済が主流だ。
どちらの社会がより良いのかはまだ答えが出ていない。
短絡的に見れば、キャッシュレスでスマホ型決済の方が効率的に見える。
しかし、個人情報的に見れば個人情報はほぼクラウド上のサーバーの中にあり、
その人の活動履歴から購買履歴から性向まですべてをサーバーを管理している会社に一任する事になる。
それを気にするのかしないのか。
大きな違いになるだろう。
情報的に見ればそれらを管理する会社はビッグデータや細部データまで活用出来る事になればあらゆるマーケティングにも利用出来、新たなビジネス創出にも役立つ事は間違いが無いがビジネス格差も広がっていくと思われる。
ただ、その情報格差による差が広がっていくはずだ。
特に世界はほぼアメリカの会社が個人情報を握り始めており、
それがどうなるかについてもまだ答えが見えない。(おぼろげには見えだしている。)
意見も様々に出だしている。
NHKニュースにはタイの駐在員の話がでています。
「現金大国」日本は、世界の金融産業のキャッシュレス化の波に乗り損なってしまわないかhttps://t.co/cPRDtvVW1N
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年8月20日
タイの銀行の支店を大幅削減する話が出てきています。
その内容は衝撃的です。タイ国内にある1100の支店を、わずか3年のうちに、3分の1の400支店に減らすというのです。スマホがあれば、料金の支払いや送金、ローンの借り入れもできる、となっていけば、銀行の窓口はどんどんいらなくなる。
銀行こそQRやスマホを使い、新興のIT企業にお客を奪われないようにしないと、もはや生き残れないと判断したのです。
NHKニュース引用
タイに広がり始めたキャッシュレスでここにも中国の影が。
例えば地方の人は見えないかもしれませんが、東京のお台場の顧客の70%辺りはもはや外国人です。日本人はお台場には行かない。ここで中国の顧客が居なくなったら多分お台場のお店の相当数が閉店に追い込まれるでしょう。
確かにクレジット決済は面倒です。5%程の手数料は取られるし入金は翌月以降になる。
その間の仕入れ等は現金ですから経営者にとってはそのタイムラグと5%のの手数料は死活問題になります。
中国では、クレジット決済に変わる手法に目を付けたのがアリババの会社という事で、現在は融資もするとなるとそれこそ銀行がやっていけなくなるが中国はインフラ整備が追いついていなかった為に一気に新システムにジャンプアップしたという事にしたという事でしょう。
日本は護送船団方式で銀行を守る為に決済は現金にしている。
そんなところが日本の現実でしょう。
規制緩和と既得権のせめぎあい
モリカケ問題も政界や世間をずっと賑わしていましたが、あの問題も根底にあるのは獣医師会の既得権者と規制緩和のせめぎあいです。
日本の大きな問題の本質は旧態依然と新興勢力の争いの中、その権限が政府に集中している事にあります。
タクシーも許認可制度なのでウーバーのような事は事実上出来ません。
結局、テクノロジーや世界構造が変わっているのですが、その変化をどこまで許容するのかが問われています。
韓国ってコンビニでもどこでもカードさえ持ち歩いていれば買い物できるから便利だなって思ってたけど、この記事によると韓国がキャッシュレス決済ランキング1位に??
日本も韓国みたいになると便利だな?https://t.co/wFC5koJNsn pic.twitter.com/qn9IjzeMg8
— ?梨花女子大学日本留学生会? (@ewhaifatoyomu) 2018年8月15日
一般的な女の子とかはキャッシュレス支持派が増えるでしょう。
ただ大きな視点として、日本はセブンイレブンが普及しATMがコンビニに普及した事が上げられます。
また、中国の銀行は分かりませんが、他国の銀行は最低預金残高が例えば20万円無いと手数料が取られる等の条件があったりします。
ただ日本のATMの利用料は引き出しとかも手数料が掛かるのでこれは利用者への大きな負担になる。
もし、デビッドカードの決済とかで手数料がかからないとなると、利用者側からのスマホ決済は大きなメリットになるでしょう。
そこで政府もQRコード決済に乗り出した。
日本経済新聞:政府「QRコード決済」進めるための支援に乗り出すhttps://t.co/J9lJD8wF9y
— Twitter モーメント (@MomentsJapan) 2018年8月21日
確かに現金は銀行の最後の砦かもしれません。
銀行も0金利政策で疲弊しはじめているでしょうし、アベノミクスは腰折れになった感もあり、
日本経済というよりも日本の仕組みそのものが遅れ、疲弊し、少子高齢化で壊滅的になりそうな状況になるかもしれません。
【ビジネス解読】「QRコード決済」企業続々参入 キャッシュレス普及の起爆剤となるか https://t.co/2nRIJTe0nN
— SankeiBiz (@SankeiBiz_jp) 2018年8月20日
問題は個人情報
個人情報の問題はどう使われるか?という問題です。
今は政府よりも企業が情報を握る時代になっており、これらの情報がどう使われるのか。
果たして民主主義の国民が、自分の情報を使う事を許すのか、許さないのか。
中国では政府自体が顔認証技術を発達させ国民を監視する道具にし始めている。
顔認証で買い物が出来るようになるともはや現金も店員も必要無くなるだろう。
そうなった時に社会は一体どうなるのか。
アジアでは急速に進むスマホ決済。
果たして日本ではどうなるか注目していきたい。
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