落合陽一氏という驚異的新日本人の誕生
『先端技術とメディア表現2018』の第1回レポートのまとめを公開しました #FTMA2018 https://t.co/iJqGAPFcSm
— 落合陽一授業/ゼミアカウント (@ochyaiL) 2018年5月25日
このゼミのレポートを見てみると全くちんぷんかんぷんW
落合陽一氏って一体何者なのか?と思っていたら
Assoc. Prof. Yoichi Ochiai Ph.D / 落合陽一
最近落合陽一氏が様々なメディアに登場してくるのだが、どんな人か良くわからない。
テレビで意見を聞いていてもいろいろな話はするのだが捉えどころがないと思っていた。
・研究者 ・アーティスト ・社長 の3足のわらじ
しかし、ゼミのアカウントを見ると尋常じゃない一端が見えた。
彼は脳みその構造自体が全く違う人間の感じ。
大学の教授と会社の社長の両輪をこなし、ある意味現代アートというよりもテクノアートと呼ばれるアーティスティックな作品も生み出している。しかも先端技術の領域なのでそれぞれ全く世界感が違うのだけど多分落合氏の頭脳の中では整合が取れているのだと思う。
大学の先端技術の研究と、実社会のメディアを結びつける事業スキームが結構ニーズが高い。
ゼミの学生が43人。
会社のメンバーが5人(30プロジェクト)
エジソンのラボにテスラがいたりフォードがいたりした
エジソンとフォードに影響を受けた。
エジソンはマス生産の電化製品。フォードはT型フォードを大量生産するスキームを20世紀に作った。
現在のテーマ
1:自由と金と責任
2:フリーライダーにならない上下関係は存在しない
自分もラボで普通に論文書く。生徒とバトル。
年功序列は最悪
最近は速度感が上がっている
エジソンは経営者としては最悪で、経営はフォードがすごい
フォードは出来ないことはやらない。
3:すべてをテンプレ化する
クリエイティブでいるためには動いている間はテンプレで回す
テンプレにまかせている間に新しい事を考える。
グーグル・アマゾン・アップルの経営者になるとしたら
アマゾンが良い。
アマゾンは出た利益を再評価してくれる。
人間と機械の相互運営を長年の経験で良くわかっている。
それを社会システムに応用していこうとしている。
AWSは凄いというその表裏一体感がたまらない。
グーグルはソフトウェア発想の企業。
今、ググると間違った情報が出てくるから共にググるが正解。
やっている事のオープン戦略が凄い
先端技術とメディア表現のレポートまとめです。 #FTMA18 https://t.co/Qi0UqzIhyN
— 落合陽一授業/ゼミアカウント (@ochyaiL) 2018年6月22日
43人の生徒がレポートを提出すると43レポート。
それを1年でどの程度のレポートを提出するんだろうか。
そしてゼミのレポートをスライドでオープンにしている。
これら高度なやりとりは正に大学とのコラボの中でしか出てこない。
ここらの発想も新人類的
多分、変化が激しいので逆にオープンにした方が皆が発想を共有してより新たな発想を誘い込む感じ。
従来のグーグルのロボット型エンジンはスタンフォードのラリー・ページとサーゲイ・ブリンから生まれた状況とある意味似ている。
が、多様性の面だと落合氏全然負けていないかも。。。。
ニコニコ動画の講演:外部リンク
やはり多面的な側面を持った人なのでインプットとアウトプットが多面的。
出てくる言葉も多面的です。(あまりに多面的過ぎて逆に落合氏の本質を見えづらくしている感じ。あと見た目のギャップでしょうか。ここが新日本人足る部分なので変えないで欲しい。)
こちらの動画もかなりコアな話をしているのでテレビの話よりも数百倍面白いです。
◆2年前の本に書いた
絵画の世紀
・19世紀:人による営みと生産によって成り立つ世界
・個人化(Art&Craft)
・中央集権化
・多様性
・筋肉・家畜
・実世界主体の体験
映像の世紀
・20世紀:・大量生産・マスコミュニケーション・大量消費
・マス
・タイムマネージメント
・標準化
・統一性
・人間知性・視聴覚
魔法の世紀
・個人化
・ストレスマネージメント
・パラメーター化
・多様性
・人機融合
・実世界主体の体験
2018年度 特別講義・落合陽一 「ユビキタスからデジタルネイチャーへ:アート・エンターテイメント・デザイン」
落合氏について、テレビでは全く捉えきれていないので紹介しました。
これでかなり落合氏のコアな頭脳が見えてきたと思います。
基本的に様々な事を分解していき再構築していく事が根っこに有って。
20世紀のマス型社会からダイバーシティに向かう21世紀に向けて、数式とプログラム(ソフト)により多様性を持ったハードウェアを使い個々の人間や社会に対し最適化する事が目的と見ています。
各分野の集中限度を合わせると自分自身も3つのわらじが丁度という感じでしょうか。
これは確かにそうで全く違う分野の事を同時並行的、もしくは切り替えてやる事で脳がブラッシュアップされます。
スマホの次に来るディスプレー装置を是非
落合氏にはスマホの次に来るディスプレー装置を是非開発してほしい。
現在のスマホは解像度が低すぎでやれる事の限界が有りすぎる。
これらの網膜投影技術とかは期待が持てるかもしれません。
注目の網膜投影技術 落合陽一氏らが開発した実機を体験 – Mogura VR https://t.co/oslWxzwF5Y #moguravr @moguravrさんから
— navinippon (@navinippon1) 2018年8月27日
多分この辺りの技術が人間がサイボーグ化していく為の入り口になりそうです。
スマホの本体とディスプレーが切り離しできれば完全に違うディバイスになる。
そうなるとコンピューティングはジョブスの亡霊からやっと逃れられます。
解像度の大きさは情報量に比例するのでやはり小さいスマホの解像度は時間的にも空間的に無駄が多すぎます。例えば、この文章を書きながら落合氏のユーチューブを見る事は2枚ディスプレイだと余裕で可能ですがスマホでは不可能です。
小さくなればなるほどエネルギー供給の問題が出てきそうですがエネルギー供給さえワイヤレス化出来れば希望も持てるようになる。
是非、落合氏のような人が主導して日本企業や社会を動かして欲しい。
落合陽一氏は超絶数学的思考力をベースにした・英語的・日本語的・左脳と右脳のぶっ飛び方が凄いです。
若いってえ事が素晴らしい日本人!是非彼らが日本を変えてほしい!
1990年台後半、日本にもロボット型検索エンジンは実は有ったが法律がそれを潰した。
是非、こういった新しい若者の芽をつむような日本でなくなる事を願い。
追伸:ご本人からTwitterのリツイートをいただきありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません